無事に転職おめでとうございます!
ただ、転職先で実際に活躍できるかどうか、働く前は不安ですよね。
特に前職で「仕事できねえな!」って言われた人は、転職先ではうまく活躍したいですよね。
そこで、この記事では
- 前職で初年度から平均以下の査定をされる
- 前職では仕事でミスしまくり、周りからの評判も最悪
- 転職後、仕事のやり方と意識を変えて初年度最高評価
という私の転職前・転職後の経験から、
- 転職先で「仕事できねえな」と思われる人の特徴
- 仕事できない人と思われない対策
- 前職で仕事できなかった人は何に気をつけて働くべきか
- 仕事できなかった抹が転職先で実施して活躍できたこと
について解説していきます。
「転職先で活躍したい方は是非参考にしてみてください!」
転職先で「仕事できねえな」と言われる人の特徴5点
転職先で仕事できない人と思われてしまう人の特徴ですが、大きく5点が挙げられます。
- 前職での仕事のやり方に固執する
- 周りのアドバイスを聞かない
- 転職先に合ったコミュニケーションがとれない
- 仕事に対する積極性がない
- 「転職先の仕事の進め方」のプロセスを理解していない
1つずつ解説していきます。
①前職での仕事のやり方に固執する
1つ目の理由ですが、「前職での仕事のやり方に固執する」ことです。
当たり前ですが、前職と転職先は違いますし、それに伴って仕事のやり方も変わってきます。
例えばですが、同じ仕事の進め方として「A方法」「B方法」があったとすると、
- 前 職 ⇨ 「A方法」というやり方で主に仕事を進めていた
- 転職先 ⇨ 「B方法」でないと仕事を進められない
上記のように前職では「A方法」で仕事を進めれば評価されたのに、転職先では「B方法しか使えない」といったことが起こり得ます。
これは企業の価値観によって変わってくるので、もちろん同じやり方で問題ない場合もあります。
ただ、上記のように仕事のやり方の指定がある場合、前職と同じやり方に固執しては仕事を進められません。(というか最悪詰みます。)
という意識が強い人ほど陥りやすいので注意が必要です。
②周りのアドバイスを聞かない
2つ目の理由ですが、「周りのアドバイスを聞かない」ことです。
転職先で働き始めると、
- 業界の常識
- 転職先での常識
- 仕事の進め方
- 働き方の価値観
など、色々な点で前職と違う為、最初は戸惑うと思います。
ここで、
などと自分の知識・経験が正しいと思ってしまうと、周りからのアドバイスをうまく吸収できません。
そうすると、「あいつは前職のことをひきずっている」などと余計なことを思われ、あなたの仕事に悪影響を及ぼします。
こちらも前職で成功していた人や大企業に属していた人などは注意が必要です。
③転職先に合ったコミュニケーションが取れない
3つ目の理由ですが、「転職先に合ったコミュニケーションが取れない」ことです。
「転職先に合ったコミュニケーションって何」って感じかと思いますが、報告・連絡・相談や雑談が転職先に合った頻度でできるかということです。
報告・連絡・相談や雑談は会社によって頻度のレベル感はまちまちで、
というところもあれば、
というところもあります。
この報告・連絡・相談の頻度も転職先に合わせる必要があり、うまく合わせられないと、
みたいに自分では良かれと思った仕事の進め方をしているのに、評価が下がるという現象が起こります。
ちなみに雑談も一緒で、特にあんまり雑談しないところで雑談をしまくると煙たがられるので、注意が必要です。
④仕事に対する積極性がない
4つ目の理由ですが、「仕事に対する積極性がない」ことです。
こちらは特に入社したての時に気をつけなければいけませんが、転職先に入社しても最初はほとんど仕事はありません。
その中で、自分に任せられた数少ない仕事をきちんとやっていくことも大事ですが、それのみに注力していると、
と思われ、少しずつ評価が下がってしまいます。
⑤「転職先の仕事の進め方」のプロセスを理解していない
5つ目の理由ですが、「「転職先の仕事の進め方」のプロセスを理解していない」ことです。
①や②につながる要素でもありますが、転職先にはそれぞれの仕事の進め方が存在します。
また、仕事を進める上で必ず「キーマン」と呼ばれる人が存在しており、その人の意向を汲んで仕事をしていく必要もあります。
その中で、周りと違う仕事の進め方をしたり、キーマンの意向に反く仕事の仕方をしたりすると、周りから
と思われてしまいます。
転職先で「仕事できない」と言われない対策5点
今までの原因を踏まえて、転職先で「仕事できねえな!」と言われない為の対策ですが、こちらも5点挙げられます。
- 前職の仕事のやり方に固執しない(転職先のやり方に合わせる)
- 周りのアドバイスを柔軟に受け入れる
- 転職先に合ったコミュケーションを意識してとる
- 主体性を持って行動する
- 転職先の仕事のやり方・仕事を進める上でのキーマンを把握する
1つずつ解説していきます。
①前職の仕事のやり方に固執しない(転職先のやり方に合わせる)
1つ目の対策ですが、「前職の仕事のやり方に固執しない(転職先のやり方に合わせる)」ことです。
たまにですが、
という人がいます。うるせえです。
会社によってそれぞれ今まで蓄積されてきたやり方があるので、入社したての時はそのやり方を受け入れるべきです。
もちろん、「いやそれはないでしょ…」みたいなやり方もありますが一旦受け入れましょう。
「効率のいいやり方にしていく」という考え方は非常に大事ですが、周りに認められていないと話を聞いてもらえません。
転職先のやり方を受け入れた上で結果を出し、周りに認められることで初めて自分の意見を伝えていきましょう。
また、たまに「外からきた人の意見が欲しい!」と言われることがありますが、その際は、
を意識して意見を言うようにしましょう。
②周りのアドバイスを柔軟に受け入れる
2つ目の対策ですが、「周りのアドバイスを柔軟に受け入れる」ことです。
転職先に入社すると、年齢に関係なくあなたは一番後輩となります。
周りはみんなあなたより転職先で長く働き、色々なことを経験している先輩になるので、一旦話には耳を傾けましょう。
話の中には、
みたいなこともたまにありますが、転職先ではそのアドバイスが一番効果がある可能性もありますので、一旦受け入れて考えたり実施したりするといいです。
また、周りのアドバイスを柔軟に受け入れる姿勢を見せることで、周りに溶け込もうとする姿勢を示すことができます。
③きちんとしたコミュニケーションをとる
3つ目の対策ですが、「きちんとしたコミュニケーションを取る」ことです。
きちんとしたコミュニケーションって何?って感じですが、要するに
- 報告
- 連絡
- 相談
をきちんとしようねという話です。
ではどのようにすれば「きちんと」になるのかですが、まずは転職先の報連相のレベル感を把握する必要があります。
その為、最初の数ヶ月間は「ちょっとめんどくさいかな…?」くらいしつこく確認をとるようにしましょう。
数ヶ月間頻度高めで報連相をすることで、恐らく上司から何かしらの感想を言われると思いますが、
と言われたら確認する頻度を減らしていき、
と言われたら確認する頻度をさらに増やしていけばいいです。
ちなみに何も言われなければ、そのままの頻度で確認を継続していきましょう。
「途中、何か言われるの嫌だな…」と思う人もいると思いますが、基本的には確認せず仕事を進めて失敗するより、確認して「しつこい!」とか言われる方が100倍マシです。
気持ち的に弱い人(というか私も何か言われるのめっちゃ嫌ですが)も、少しの期間だけ気持ちを強く持って仕事していきましょう。
また、コミュニケーションといえば「雑談はどうすれば…?」と思う人もいると思いますが、個人的にはあんま頑張らなくてもいいと思います。
というのも、雑談がうまくできない=仕事できない というわけではないからです。
雑談がうまくなくても自分のやるべきことを完璧にこなし、評価される人もいます。
なので、雑談が苦手な人は仕事上の話だけしつつ、仕事の出来で信頼を勝ち取っていく方法を取るといいです。
④主体性を持って行動する
4つ目の対策ですが、「主体性を持って行動する」ことです。
転職してきた人に対し、最初から全て任せられる仕事はほぼないです。
なぜなら、転職してきた人がどういった仕事をどれだけできるのかがわからないからです。
その状態を解決するためには、任せられた仕事をこなして信頼を得ていく必要がありますが、任せられた仕事だけでは、
- 仕事内容によってはすぐ終わってしまう
- 信頼がたまっていくスピードが遅い
- 「あいつ、指示されたことしかやらんなぁ…」と思われてしまう
という風に思われてしまう可能性があります。
なので、任せられた仕事を全力でこなしつつ、
- 他に何か任せてもらえる仕事がないか自分から聞きにいく
- 自分で見つけた雑務をこなしていく
上記のように自分に振られた仕事以外にも自分から手を出して完結させていくことが大事です。
その積み重ねが信頼となり、少しずつあなたに仕事が集まってくるようになります。
⑤社内・外のキーマンを把握する
5つ目ですが、「社内・外のキーマンを把握する」ことです。
自分の仕事を進めていく上で、社内外のどこかに必ずキーマンとなる人がいます。
それは例えば、
- シンプルに決済権を持っている人
- その人しか知らないやり方がある仕事
- その人しか使えないツールがある仕事
- 初見だとよくわからないけどなんかみんな頼りにしている人
などという感じで、理由はあれどどこかに必ず存在します。
このようなキーマンにお願いをして仕事をやってもらう必要がありますが、大抵の人は忙しく、たまに意地悪な人がいたりして、新人の仕事は中々請け負ってもらえないこともあります。
始めから認めてもらうことは難しいので、社内のキーマンの場合は把握だけしたら最初は先輩を頼って一緒に仕事をしてもらうよう依頼をし、少しずつ信頼を積み上げていくのがいいです。
社外のキーマンの場合は多少露骨な感じでもいいので、
- 最優先・最重要人物として対応する
- 依頼に関しては他のものよりも時間を割いていい結果を出せるようにする
- 簡単な依頼であれば即回答する
というように「とにかく最優先にしていますよ」ということを仕事の出来でアピールしていくといいです。
「○○さんに任せれば大丈夫だよね」と言ってもらえればこちらのものです。
抹が転職後に実際にやったこと4点
ここからは私が実際に転職後に実施したこと4点を解説していきます。
細かいところは人によって違うと思いますが、大まかな所は皆一緒のはずですので、参考にしてみてください。
先に4点挙げておきます。
- 「仕事忘れやすい」ことの対策
- 「聞いたこと忘れやすい」の対策
- 「質問の仕方が雑」なことの対策
- 「積極性がない」ことの対策
事前に自分の悪い所を見直ししておこう
私が実施したことの前にですが、そもそも事前に自分の悪い部分を見直しておくことが必要です。
私が実際に対策した4点については、あくまで私が前職でダメと言われた部分を挙げているので、人によっては違うダメな部分があると思います。
例えば私の場合、大きく4つに絞りましたが、
- ケアレスミスが多い
- 相手の立場になって仕事をしていない
- 質問の仕方が雑
- 主体性がない
- 教えられたことをすぐ忘れる
- やる気がない
- 雑談が下手
- 暗い(周りが明るすぎ)
- 視野が狭い
- 1つの方法しか考えられない
- 知識がない
など、ここには書ききれないくらい言われています。死にたい。
ここまで多い人はなかなかいないと思いますが、一度前職で注意を受けたことという視点で挙げてみましょう。
ここで挙げた悪い部分を転職先で最初から徹底的に気をつければ、転職先で弱点無しの優秀な転職者になれます。
①「仕事忘れやすい」ことの対策
前職ではよく依頼された仕事を忘れて怒られていました。
仕事を忘れるということは、仕事ができるできない以前の問題(そもそもやってない)のため、私が一番直すべきはここの部分でした。
具体的な対策としては、Todoリストを作成し、自分がやることを全て書きました。
この全てというのが重要で、社長から直々に依頼された仕事から自分のゴミ箱のゴミ捨てまで、どんな些細なことも全て書き出しました。
実際にやってみるとめちゃくちゃ効果が出て、
とかいうことがなくなりました。
メリットはたくさんあり、
- 頭の中でやらなければいけない仕事を覚えていなくてもいい
- リストを見たら一発で思い出せる
- 頭を整理できる
- 退勤や長期休暇中、完全に仕事のことを忘れることができる
など、軽く挙げるだけでも沢山あります。
今この記事を書いているのも長期休暇中ですが、連休前何やってたか正直一切思い出せません。
デメリットは書くのがめんどくさいだけなので、お困りの方は一度やってみるといいです。
実際に運用する場合、紙での運用がオススメです。
PCに打ち込みでもいいのですが、PCだと複数のソフトを同時に開いている時が多々あるので、そもそもTodoを確認したり書きにいったりするのがめんどくさいです。というか邪魔になってきます。
②「聞いたこと忘れやすい」ことの対策
こちらも前職ですが、教えてもらったことの覚えが悪かったです。
こちらは理由が2つあって、そもそも興味ないのとメモの取り方が悪いことが大きな要因でした。
そもそも興味ないというのはさておき、メモの取り方について前職では、
- そもそもメモとってない
- 色々なものにメモしてて、何を見れば書いてあるかわからない
- メモに要点が書いておらず、重要な部分まで理解できない
という感じで結果的に再び聞いてしまい、「聞いたこと忘れやすい」と思われてしまいました。
こちらの対策としては、一つのものにメモをまとめるということですが、具体的にはエクセルへ、
- 単語
- 単語の意味
- いつ聞いたか
- 誰に聞いたか
上記の項目を1つずつ記入していきました。
1つのエクセルにまとめれば、どこにメモしたか忘れることはなくなりますし、後で見るときに単語でフィルターをかけれるのでオススメです。
記入する際、後日誰が見ても理解できる書き方を意識するようにしましょう。
その為、「後輩にこのエクセルを引き継ぐ前提」など、誰かの手に渡ることを想定してメモするように情報の収集、メモ書きをしていきましょう。
③「質問の仕方が雑」ことの対策
こちらも前職でよく言われていました。
具体的には、
- 少し調べればわかることを聞く
- 以前の教えから少し考えを巡らせればわかることを聞く
- 自分のタイミングで聞く
などを頻繁にやっていました。迷惑ですね。
こちらの対策は単純に質問の内容の精査・質問タイミングを図ることですが、
- 自分のメモを見返して、前に聞いていないか確認
- 自分のメモから応用して考えれば、答えが出るものか確認
- 答えのない質問でも、ただ聞くだけではなく自分の意見も伝えた上で聞く
- 忙しそうなタイミングでは声をかけない
- まとめて聞く
- 質問の所要時間を伝える・厳しそうな感じだったら後にする
上記の様なことを意識して常に質問するようにしています。
ただ一気にやるのは難しいので、とりあえず自分で調べればわかるかどうかと忙しそうな時は声かけないことだけ意識すれば、少なくとも不快には思われません。
④「積極性がない」ことの対策
こちらも前職ではよく言われました。というか言われすぎて何を言われたか覚えていないレベルで言われまくってました。
思い出して要約すると、
- 言われたことしかやっていない
- 自分の仕事なのに責任感がない
- 仕事を振られた時のレスポンスが悪い
みたいなことを言われていたような気がします。
ぶっちゃけも転職直後も早く帰りたいのは変わりませんでしたが、そうはいっていられないのでとにかく仕事がないか聞いてまわったり、自分で見つけたりしました。
こういう抽象的な問題については、それ自体がないことが問題というより、ないように見えることが問題になりやすいので、
- 言われたことに対し、+αの価値を提供できないか考える
- 自分の仕事は自分の責任という意識で取り組む
- 余程無理な状況や依頼以外は二つ返事で了承する
上記の様な前向きな姿勢をとることは今でも心がけており、うまく高評価をいただいております。(でも本当はすぐに帰りたいです。)
まとめ:転職先のやり方と自分の力を上手く融合させよう
以上が転職後に仕事ができない人の特徴・対策5点と抹が実際に実施した4点の対策の解説となります。
転職先で活躍するためには、
- 転職先の仕事の進め方
- 自分自身が今まで培ってきた仕事のやり方
をうまく融合させて仕事をしていく必要があります。
どちらが欠けても周りからの評価を得られず、転職失敗となってしまわない様、この記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
今回は以上になります。
「オレはこのやり方で前職うまくいってたぜー!」