面接を受ける際、受ける企業のことを入念に調べることが大事になってきます。
企業を入念に調べることで、
- 自分が入社する可能性のある企業についてより知ることができる
- 面接時の志望動機につなげることができる
- 受ける企業が自分に向いているかどうかがわかる
などのメリットがあり、時間をかける価値は十分あります。
また、企業によっては志望動機の深堀りをされることもあるので、選考が進むと太刀打ちできなくなることもあります。
一次面接の際はいわゆる「人柄」で選考通過することもありますが、二次面接や最終面接ではそうもいきません。
私は一次面接を「人柄」を認められて通過したことがありますが、(自分で言うの恥ずかしいですね!)
最終面接で社長に「君みたいな業界や企業について調べられない人はいらない」と実際に言われたことがあります。
さすがにショックすぎて、翌日の最終面接にまで引きずってそちらも落ちたことまで覚えています。
そこで、この記事では私のようなミスをしないために、
- どのように企業情報を入手すればいいの?
- 企業のホームページ以外に見るとこあんの?
- 企業の表面的な情報よりも入ってわかる内部事情が知りたいんよ
という方に向けて、面接を受ける企業について調べつつ、自分に合う会社かどうかわかる方法4点を解説していきます。
面接の準備については、
上記の記事で面接がだんだん得意になる3つの裏技について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
自分に合うかわかる面接する企業の調べ方4点
はじめに企業の調べ方におけるポイント4点を記載します。
- 企業ホームページ(特に新卒採用ページ)を見る
- 面接を受ける企業の業界についても調べる
- 社長や受ける部署のトップが受けているインタビュー記事を読む
- 「転職会議」を見る
順番に解説をしていきます。
①企業ホームページ(特に新卒採用ページ)を見る
1つ目は、「企業ホームページ(新卒採用ページ)を見る」ことです。
企業ホームページを見ましょう! とか言われても、
と石を投げられそうですが、ここで特におすすめするのは新卒採用ページがあれば、そちらを見ましょう!という点です。
というのも、新卒採用ページの意図として、
となりますので、各社工夫をして非常にわかりやすいサイトに仕上がっております。
この「わかりやすい」というのがポイントで、企業についてはもちろんのこと、運がいいと業界についてもわかりやすく解説してることがあります。
なので、もし面接を受ける企業に新卒採用ページがあった場合は、頑張って探し出し読み込むといいです。
②面接を受ける企業の業界についても調べる
2つ目は、「面接を受ける企業の業界についても調べる」ことです。
ここでのポイントは、
- 業界の成長性はどうか
- 競合他社はどんなところがあるか、またどんな比較ができるか
上記の2点になります。
①業界の成長性があるか調べる
まず業界の成長性についてですが、業界によって「成長している/成熟しきっている」という点があるので、それを見極めるのが大事です。
というのも、業界の成長性=年収につながり、いわゆる成長している業界の給料は高い傾向にあります。
一方、成熟している業界はそこそこの年収と働き方に手堅さがある企業が多かったりします。
全ての企業に当てはまるわけではありませんが、
- 成長している業界 ⇨ ガンガン営業and利益を伸ばす
- 成熟している業界 ⇨ 今取引ある企業と深く付き合いジワジワ利益を伸ばす
上記のようなイメージに当てはまる企業は多いので、自分に合う合わないの基準にすることができます。
②競合他社がどんなところか調べる
また、競合他社について調べておくことも重要です。
というのも、例えば「自動車向けのエンジンを作っている会社に転職したい!」と思った場合、恐らく数社(下手すれば数十・数百社)対象となる企業が出てきます。
となると、面接を受ける会社「にしかない」強みを調べて、
という理由を伝える必要があり、差別化する部分を見つける為に競合他社の研究が必要になります。
先程の「自動車向けエンジン会社」を例に挙げて、差別化ポイントを考えてみると、
- トヨタ自動車に積載されるエンジンメーカーで働きたい
- 海外展開も積極的に行なっている所で自分の経験を活かしたい
- 同時に生まれ育った豊田市にも貢献しているエンジンメーカーで働きたい
- 独自技術の○○が他者エンジンに比べて□□で優れているので、広めたい
などを基準に、更に深堀りをしていくことで、他エンジン会社との差別化をはかることができます。
競合他社についてきちんと調べることで、他社と比較した際の強みを志望理由にすることができます。
③社長や受ける部署のトップが受けているインタビュー記事を読む
3つ目ですが、「受ける会社の社長や受ける部署のトップが受けたインタビュー記事を読む」ことです。
①や②に比べれば地味ですし、ないことも多いですが、もしあった場合読んでおくと、
- 受ける企業や部署が現在力を入れていることは何か
- 今後どういった事業に力を入れていく予定なのか
- トップとしてどのような組織にしていきたいのか
といったことが書かれていると思うので、ありがたく志望動機に組み込みましょう。
もちろんただ組み込むだけでなく、理解した上で自分の言葉でも説明できるようにしておく必要があります。
が、うまく話すことができれば、トップと目線が合った志望動機を作ることができます。
④「転職会議」を見る
4つ目ですが、「転職会議」を見ておくといいです。
転職会議とはいわゆる「企業評価の口コミサイト」で、登録の際に「勤めている/いた」会社の口コミを登録することで、同じように色々な人が寄稿した口コミを確認できるサイトです。
この口コミが意外と合っているので、一度目を通しておくといいです。
具体的には、
- 直近5年分くらいの口コミを参照する
- 「複数の人が書いている」意見を中心に見ていく
ことで、ある程度企業の内情を掴むことができます。
もちろん、たくさんあるうちの一人しか書いていない企業のマイナスイメージみたいなものも多いです。
ただ、複数の人が同じことを書いている場合、その意見は企業の文化や特徴であることが多いので、参考にすることができます。
実際に私が以前勤めていた会社でも、自分含め複数の人が「体育会系」な会社と書いてあり、
とか思った記憶があります。
全てを鵜呑みにするのはまずいですが、実際に面接を受けた雰囲気と合わせつつ参考にしていくといいです。
記事の寄稿をする際、個人が特定できる情報を書くことは
- バレる可能性がある
- 情報によっては普通に情報漏洩
になるので、絶対にやめたほうがいいです!
まとめ:時間がかかってもいいので、じっくり調べましょう
以上が面接を受ける会社の調べ方4点になります。
ここでじっくり面接を受ける企業について調べることで、
- 面接を受ける企業の志望動機が固まる
- 業界についても詳しくなる
- 自分が本当に行きたい企業なのか判断しやすくなる
といったメリットがあるので、大変ですし時間もかかってめんどくさいですが、じっくりと調べていきましょう。
今回は以上になります。
「そんなん普通に考えたら見るだろ!」