仕事中、ケアレスミスを起こしてしまい、何度も仕事がやり直しになって困ることってありますよね。
仕事の評価を落とす主な要因の1つとして、ケアレスミスの頻発が挙げられます。
私も昔しょっちゅうケアレスミスをしており、
など、色々なバリエーションの罵詈雑言を浴びせられた経験があります。
正直「そんなこと言われなくてわかっとるわこのハゲ」とか当時は思っていましたが、同時に
- 十分チェックをしたのに、なんかミスするんだけど・・・
- 焦れば焦るほど、何度もミスを繰り返してしまう
- そもそも提出前にチェックする時間なんて取れないんだが?
上記のようにケアレスミスが頻発することに対し、対策ができていなかったのも事実でした。
ただ、業務中に色々と試行錯誤していくことで、徐々にケアレスミスも減っていき、しょーもないミスで怒られることが減ってきました。
そこで、この記事ではケアレスミスの原因や対策について解説していきますので、
- ケアレスミスを無くして仕事をスムーズに終わらせたい
- 連続してケアレスミスを起こして焦り、疲弊するのを防ぎたい
- ネチネチうるさい上司に何も喋らせたくない
上記のようにケアレスミスで悩んでいる方は明日から参考にしてみてください。
ケアレスミス対策の為に気をつけていること4点
先に、私がケアレスミス対策で気をつけている4点を挙げていきます。
- 前日の十分な睡眠時間の確保
- 必ず一人ダブルチェックの実施
- 複数業務を同時に行わない・行わざるを得ない状況を作らない
- 「熟考が必要な仕事か」「頭を使わなくても出来る作業か」区別をする
詳しい解説を1つ1つしていきます。
ケアレスミスをすることによる弊害
そもそもケアレスミスとは、自分の実力や知識不足ではなく、不注意から起こるミスのことです。
具体的には、
- 提出資料に誤字・脱字がある
- 引用しているデータの数値が違う
- 正式書類のフォーマットが微妙に崩れている
などのような普段であればやらないようなミスのことです。
気づかずに提出し、指摘されて初めて「うわーしょーもないミスやっとる…」と思うところまでがセットですね。
ケアレスミスをすると、提出した資料が差し戻され、修正して再提出ということ流れになり、仕事のスピードが落ちる原因となります。
ケアレスミスの積み重ねで、自身の評価が落ちる
ケアレスミスをすることによる1番の弊害が、ミスを重ねると評価を落とす点です。
- 自分の注意次第で防げるミスも防げない人
- 仮に提出物ができていても、簡単なミスがあり脇が甘い人
という評価になってしまいます。
また、ケアレスミスが多い人の仕事は、完成した仕事を渡される側も再チェックが必要なので、敬遠されがちになります。
敬遠されると、
上記のように仕事量も減り、評価もあげにくくなってしまいます。
ケアレスミスが起こる原因4点
ケアレスミスの原因には色々ありますが、基本的には全て集中力不足が根本的な原因となります。
ただ、自身の集中力という内的要因だけでなく、様々な外的要因で集中力が削られることも集中力不足の一因となります。
ここでは、集中力が低下してしまう主な4ケースについて解説していきたいと思います。
①体調が悪い
1つ目ですが、そもそも「体調が悪い時」はケアレスミスが頻発しがちです。
- 寝不足
- 頭痛
- 風邪
- 花粉症
等、体調が悪いケースは人それぞれですが、体調が悪い時はシンプルに集中できないです。
②提出までの時間がない(締め切りが迫っている状況)
2つ目ですが、「提出までの時間がない」状況が挙げられます。
締め切りに間に合わせないといけない状況が心身的にプレッシャーとなり、仕事を完結させること「だけ」に焦点が当たってしまいがちです。
その結果、細部までの確認ができなかったり、そもそも確認する余裕がなかったりすることで、ケアレスミスが発生します。
③複数業務の同時進行
3つ目ですが、「複数業務の同時進行」をしている時です。
複数業務の同時進行中はやることが多く、頭の中が整理できていない状態になります。
頭の中が整理されていないと、
- 次に何をやればいいか
- 仕事を完結させるために必要な事は何か
- 完成させた資料に情報の不足がないか
など、1つ1つ仕事をこなしている時だと見逃さない部分を見逃してしまいます。
また、提出までに時間がない時と同じように、同時進行中=忙しいので、仕事を完結させること「だけ」に焦点が当たってしまいがちです。
④集中力の高い時間帯に難しい仕事ができていない
4つ目ですが、「集中力の高い時間帯に難しい仕事ができていない」です。
こちらは個人差がありますが、一般的には午前中の方が頭が冴えていると言われています。
つまり、集中力のいる仕事・深く考えてする仕事に向いている時間となります。
また、単純に疲労が溜まっていないので、細かいところまで注意が行き届きやすいです。
一方で、昼食後は眠くなったり、午前中の仕事の疲れが出始めたりします。
徐々に集中力も低下していくので、ケアレスミスが起こりやすくなっていきます。
ケアレスミスを防ぐ対策4点
ここからは、先ほど挙げた原因について、1つずつ対策を解説していきます。
①前日の十分な睡眠時間の確保
1つ目に、「前日の十分な睡眠時間の確保」が挙げられます。
睡眠時間を確保することで、
- 集中力不足の大きな要因である「睡眠不足」を回避できる
- 体調が良くなる
- 精神状態が安定する
上記のように、ケアレスミスを引き起こす大きな要因である睡眠不足や体調不良を避けることができます。
逆に、十分な睡眠時間を確保できていないと、
- 眠気で注意力が散漫になる
- そもそも眠いので仕事にならない時がある
- 体調を崩す恐れがある
と、体調面で色々な支障が出るので、睡眠時間の確保は基本的ですがケアレスミス対策として1番効果があります。
理想の睡眠時間は一般的に6〜8時間とか言われていますが、その中でも個人差があるので、自分にとって最適な睡眠時間を確認しておくといいです。
私の場合、6時間半を切ると翌日結構キツいです。
②必ず一人ダブルチェックの実施
2つ目は「必ず一人でダブルチェックを実施する」ことです。
という方もいるかと思いますが、どんな状況でも必ず実施してください。
仕事が終わってそのままチェックすると、出来ていると思い込みをしている可能性もあるので、
- トイレに行く
- 水を飲みに少し席を外す
- 席に座りながら1分ほど小休憩を挟む
など、一旦間を挟んでチェックをすると、思い込みでのチェック漏れも防ぎやすくなります。
また、エクセルの資料であれば、関数などを使って計算ミスなどのチェックをするといいです。
③複数業務を同時に行わない・行わざるを得ない状況を作らない
3つ目は、「複数業務を同時に行わない・行わざるを得ない状況を作らない」ことです。
1つ業務に取り掛かったら、ひと段落するまではその業務をやり続けることで、その業務に集中することができます。
とはいえ、
- 電話
- 誰かからの依頼
- 急ぎのメールが来た時
等、業務中に色々な仕事が舞い込んでくることで、自然と複数業務の同時進行状態になることもあります。
その時は、必要に応じて依頼を優先させたり、メールを後回しにしたり優先順位をつけていくといいです。
また、複数業務を行わざるを得ない状況にならないようにすることも重要です。
その為には、
- 納期から前倒し前倒しで業務を進めていく
- 状況によっては、多少残業をして仕事を整理しておく
- どうしても無理な時は、周りに仕事を振りまくる
等の工夫も必要です。
注意点としては、
という点です。
長時間残業そのものがケアレスミスの原因となるので、気をつけましょう。
というか、基本的には早く帰りましょう。
④「熟考が必要な仕事か」「頭を使わなくても出来る作業か」区別をする
4つ目ですが、「熟考が必要な仕事か」「頭を使わなくても出来る作業か」を区別することです。
基本的には午前中の方が頭が冴えているので、午前中に頭を使う仕事を持ってくるようにします。
また、その中で優先順位付けもすることで、その日にどんな順番で業務を進めていくか決めていくといいです。
私の場合、ざっくりですが、
- アイデア出しがいるもの
- 外部・社内の偉い人に見せる資料作成
- 複雑な内容の見積もり作成
- ルーティーンの業務
- 緊急ではないメールの返信
というような感じで業務を振り分けております。
午前中にルーティーン業務をやらなければいけない人もいるかと思いますが、
毎日午前中全てを使うような業務であることは少ないかと思いますので、ルーティーン業務が終わった後にやることを考えておくといいです。
まとめ:集中力の低下を防ぎ、ケアレスミスも防ごう
以上がケアレスミスの原因と対策4点になります。
集中力の低下がケアレスミスにつながっていくので、集中力を切らさないように、
- 前日の十分な睡眠時間の確保
- 必ず一人ダブルチェックの実施
- 複数業務を同時に行わない・行わざるを得ない状況を作らない
- 「熟考が必要な仕事か」「頭を使わなくても出来る作業か」区別をする
上記の4点を意識しつつ、仕事に取り組んでみるといいです。
今回の記事は以上になります。
「なんでそんなとこ間違えるの?」