転職を考える時、会社に退職の意志を伝える必要がありますが、
- いつ上司に伝えればいいんだろう…
- 伝えて引き止められたらどうすればいいんだ…
と伝え方や伝えた後の反応が不安ですよね。
私も前職を退職する際、いつ誰に伝えればいいのかわからず、とりあえず先に退職だけしようと上司に伝えました。
その際伝えたのは10月下旬頃で、「12月末で辞めたいです!」と伝えました。
すると、
と言われました。ボコボコにしてやろうかと思いました。
実際にはアシスタントの方の産休なども重なり、結局辞めれたのは翌年9月末とめちゃくちゃ遅く、進め方が悪かったと今でも反省しております。(アシスタントの方の産休はめっちゃめでたかったのでOKです!)
そこで、この記事では私の過去の反省から、
- いつ、自分がどのような状況の時に退職を伝えるべきか
- 退職を引き止められた時はどうすればいいか
- 退職が承諾されてからの過ごし方について
について、解説をしていきたいと思います。
「この記事を読めばスムーズに後腐れなく辞めれる!」という内容になっておりますので、
という方はぜひ参考にしてみてください!
そもそも最初誰に退職を伝えるの?⇨上司
「そもそも最初誰に退職することを伝えればいいのよ」という話ですが、直属の上司に伝えることになります。
おおまかな流れとしては、
- 自分から上司に伝える
- 上司から更に上の上司(課長とか部長とか)に伝える
- もっと上にいったり、総務とかに伝わり、正式に手続きが進められる
といった形になります。
ちなみに、上司に退職を切り出すタイミングですが、上司が忙しくなさそうなタイミングを狙い、少し時間をとってもらうようにしましょう。
業務が忙しいタイミングで話しかけると上司に迷惑がかかりますし、話も聞いてもらいにくくなるので、注意が必要です。
【注意点】上司に話す前に周りに退職の相談したりするのはやめた方がいい
1つ注意点ですが、上司に伝える前に周りに退職の話をするのはやめた方がいいです。
「信頼できる人になら…」と思うかもしれませんが、
- 話す場所やタイミングによっては知られたくない人に聞かれる
- その結果、変な風に周りに広まる可能性がある
- そもそも相談した人が周りに漏らしてしまう可能性がある
等、自分が思ってもいない形で退職する意志が広まってしまう可能性があります。
上記のような形で退職の意志が広まってしまうと、色々理由をつけて退職時期を伸ばされたり、逆にすぐ辞めるようパワハラ等の仕打ちを受ける可能性があります。
このように、退職することが正式じゃない形で広まるのはリスクしかないので、相談するにしても社外の人とかにしておいたほうがいいです。
退職を引き止められたら?⇨そもそも引き止められないように準備してから言うようにする
あなたが会社を辞める時にするアクションとしては、「上司に退職の趣旨を伝える」だけです。
ただ、残念ながら世の中の上司はいい人や理解のある人ばかりではない為、
- 「今辞められると組織が困るので、もう少し留まってほしい」
- 「今の世の中だと時期が悪いから、もう少し待ってから転職すればいい」
- 「お前みたいな使えない奴を拾ってくれる転職先なんてねーよ」
等のように現職に引き止められる可能性は結構高いです。
会社に残る立場になって考えてもらうとわかりますが、同じチームの別の人が退職すると、1人あたりの業務負荷が増えます。
また、業務の割り振りのし直しだったり、業務の引き継ぎだったりと退職に付随する業務も増える為、一時的な残業増加に繋がったりもします。
また、会社によりますが部下が辞める=その上司の周りからの心象が悪くなるという所もあるので、そういった会社だと恐らく全力で引き止められます。
これらの対策として、引き止められない(引き止めても無駄)というタイミングで退職を切り出すのがいいです。
具体的に3つのパターンがあるので、1つずつ解説していきます。
①転職先が決まってから退職を切り出す
1つ目は転職先が決まってから退職を切り出す方法です。
一番ベストな方法で、なぜなら転職先で働き始める時期が決まっており、会社側も無闇に退職時期を引き伸ばせないからです。
経験則ですが、退職してからの転職も決まらない時期が結構キツいので、全転職希望者はこのタイミングでの退職切り出しを目指しましょう。
デメリットとして、有給休暇が全部消化できないという点はありますが、
- 辞める会社への退職時期の交渉
- 転職先への入社時期の交渉
によって、少しでも有休消化日数を増やせるように交渉していくといいです。
②「家庭の事情」を有効活用する
2つ目ですが、「家庭の事情」を上手く活用する方法です。
具体的には、
- 家族の状態が良くない(ことにして)ので、地元に帰る
- 実家の家業を継ぐ(ことにする)
- パートナーの事情で、どうしても今住んでいる地域から遠く離れないといけなくなった
などのように、「やむを得ない事情」感を出して辞めざるを得ない状況を作り出す方法です。
ただ、デメリットとして何かの拍子にバレたら大変なことになるので、
っていう人にはオススメできますが、私のような小心者の人の場合は避けた方がいいです。
うまくいけば、転職先が決まってなくても辞めることが可能です。
③辞めるタイミング、引き継ぎスケジュールなどを具体的に説明して説得した上で辞める
3つ目ですが、辞めるタイミングや、その際の引き継ぎスケジュールなどを具体的に説明し、上司を説得した上で辞める方法です。
成功率としては上司のタイプと会社の状況によって変わりますが、無策で「辞めます!」って言うよりは勝率が高いです。
会社としては、あなたが辞めた後の業務や引き継ぎが不安な為、不安要素の解消方法を先回りして示すことで、会社側の不安を和らげることができます。
この際、
- 自分が抱えている業務一覧のリスト
- 具体的な日数を書いた引き継ぎスケジュール表
- 簡易的な業務マニュアル
などを事前に用意した上で説明に臨むと、上司は引き継ぎやあなたがいなくなった後のイメージやしやすくなり、認められやすくなります。
面倒ではありますが、結局引き継ぎするときにあった方がいい資料ばかりなので、特に転職先が決まっていない状態で退職を伝える人は後ろ盾として作っておくといいです。
【注意点】退職を伝える前に、事前に社則を確認しておくといいよ!
退職を伝える際の注意点ですが、事前に社則を確認しておきましょう。
なぜなら、社則には必ず退職する際の報告タイミングが記載されているので、
社則:「退職前1ヶ月までに退職意向を伝えること」
⇨10月末に辞めたい場合、9月末までに伝えればOK!
という感じで基本的には辞める権利があるので、
と私のようにくそ上司に当たった場合でも、ある程度抵抗することができます。
転職先が決まっていない状態で退職を先にする場合、私のような引き止められ方をする可能性もありますので、事前に社則は確認しておきましょう。
退職までどう過ごすの?⇨徹底的に引き継ぎ
退職を伝え、無事に受理されたら、後は辞めるまで自分の仕事を引き継ぎするのみです。
引き継ぎする際ですが、退職を伝える項目でもあった方がいい資料として紹介した、
- 自分が抱えている業務一覧のリスト
- 具体的な日数を書いた引き継ぎスケジュール表
- 簡易的な業務マニュアル
を作り、共有しつつ引き継ぎを進めていくと、周りの不安も解消できるのでオススメです。
また、この引き継ぎタイミングで徹底的に引き継ぎをしておかないと、退職してからもラインが来たりとか面倒なことも考えられるので、最後の仕事として頑張っておきましょう。
私の場合ですが、辞めるまでの期間が長かったにもかかわらず、退職2ヶ月前からしか引き継ぎさせてもらえませんでした。
しかも引き継ぎ相手が今も親交のある同期だった為、有休消化初日に3時間くらい仕事の電話をするハメになりました。金くれ。
退職前の挨拶とかは?⇨最終出勤週から始めると大体挨拶できる
いよいよ最終出勤日が近づいてくると、
となると思いますが、最終出勤週から少しずつ始めると、大体回り終えれます。
あなたが退職するのを会社全体が知るのは、会社にもよりますが、最終出勤週でも知らないということはそこまで多くないと思います。
少なくとも、管理職とかには伝達が言っていると思うので、そこから知らない人がいた場合はその管理職の責任なので、そこは気にしなくてもOKです。
最終出勤日に一気にやろうとすると、「お世話になったあの人がいねえ!」とかなるので、そういった意味でも少しずつ挨拶していくといいです。
また、所属部署には挨拶+お礼の品を渡すのが一般的なマナーになっているので、
- 有名店の
- 個包装されている
- 所属部署の人数分カバーできるお菓子
でも買って渡しておけば最低限問題ないです。
ボーナスの支給条件も調べておくといいよ!
最後に退職とは直接関係ないですが、ボーナスの支給条件も合わせて調べておきましょう。
会社によって条件は違いますが、例えば私の例で言うと、
が条件で、ボーナス支給月(12月)の3ヶ月前にあたる9月末退職をしたので、ボーナス満額支給をしてもらえました。
一般的によく聞くのは、「ボーナスをもらったタイミングで辞める」ですが、私のように辞めるタイミングを調整して辞めてから満額もらうという方法もあるので、意識しておくといいです。
まとめ:退職切り出しはタイミングが命です
以上が退職を伝えてから現職を辞めるまでの流れと注意点になります。
一言で言うと、タイミングが命なので、退職を切り出すタイミングには細心の注意を払ってもらえればと思います。
今回は以上になります。
「年度末まではやってもらう! どうせ転職先決まってないんだろ?」