初めて転職をしようと考える時、
という風に思いますよね。
特に、現職で評価されていない人にとっては、この悩みが転職するかしないかの一番のポイントだと思います。
かくいう私も、
- 2年目から平均以下の評価(数年に1人の逸材みたいでした)
- 仕事をするために動いたり発言したりする度に怒られる
- 1日3怒られは当たり前。多い時は1日5怒られも。
というようにポンコツ社員だったので、気持ちは痛いほどわかります。
しかし、実際に転職活動をしてみてわかったことですが、現職で評価されていなくても、きちんと準備をすれば転職することは可能です。
むしろ、準備さえちゃんとしれてば、複数内定を貰い、転職先をこちらが選ぶことすら可能です。
というわけで、当時の自分と同じように、
- 現職の評価が低い状態で本当に転職なんてできるの?
- 現職の評価が低い状態で転職して、次の職場でやっていけるか不安…
- 「お前なんてどこいっても通用しない」って言ったハゲ上司を見返したい!
と思っている方に対し、現職で評価が低い人なりの転職活動の攻略法について解説していきたいと思います。
結論:評価が低くても転職できる。けど準備も必要。
改めて結論ですが、現職で評価が低くても転職できます。
理由はたくさんありますが、主な理由としては、
- 現職で培った能力を、必要としている企業が必ずあるから
- 現職で評価が低い=転職先でも評価が低い とは必ずしも言えない
- そもそもなんだかんだ求人の数は多いので、必ずどこかが必要としている
というように、簡単に言えばあなたの能力を必要としている企業がたくさんあるからです。
ただし、転職をするにあたって、
- 転職活動を成功させる為の前準備
- 転職先で活躍できるようにする準備
を、入念にしておく必要があります。
何故なら、転職活動も転職先で活躍することも簡単ではないので、「現職で評価が低い人」は普通の人よりきちんと準備をしておかなければ、再び同じ苦労をしてしまいます。
現職で評価の低い人が転職するメリット
現職で評価の低い人が転職するメリットですが、メリットはたくさんあります。
というより、メリットしかないと言ってもいいレベルで、メリットがたくさんあると私は思っています。
他にも色々ありますが、大まかに言うと3点の大メリットが挙げられます。
①転職することで自分への評価をリセットすることができる
1つ目は、「自分に対する評価をリセットできる」点です。
要するに「自分のマイナス評価を0にする」ことができ、このメリットがあるからこそ「現職で評価が低い人」が転職するのをオススメしています。
今までの職場に残ってミスをすると、やれ「まだそんなことやってんの?」とか、「何回同じミスすんねん!」とかうるせー奴がわらわら湧いてきますが、転職すればみんな周りからいなくなります。
そして転職先の人たちは自分の過去なんて知らないので、同じようなミスをしても、
- 「初めてだからしょうがないよね!」
- 「次ミスしないように頑張ろう!」
- 「ミスしても死ぬわけじゃないからOK」
等、優しい反応から再スタートを切ることができます。
優しい反応に甘んじてミスを減らす努力などを怠ると、すぐに前職と同じ評価になるので注意は必要です。
また、転職先にもよりますが、基本的には前職でどうだったとか聞かれることはあまりないので、自分から言わなければ過去の自分を知られることもありません。
②自分の長所・得意なことが活きる可能性が高くなる
2つ目ですが、「自分の得意なことが評価される可能性」が現職に比べて高くなります。
現職では自分に対する評価ややっている仕事の関係で、自分の得意分野が評価されない可能性もありますが、それが転職先で有用なスキルとなることがあります。
というのも、
- 現職とはやる仕事内容が違う
- 現職とは違う面々と働くので、それぞれの持つスキルが違う
- 現職との人間関係も違うので、有用スキル持ちで働ける人が自分だけの場合も
等、環境が変わることでそもそもの有用スキルが違ったり、スキルを持った人が少なかったりすることがあるので、自分の価値が高くなる可能性が現職より高くなります。
③自分の実力を理解しているからこそ、評価される道筋が見える
3つ目ですが、「自分の実力を知っているからこそ、転職先で評価される道筋が見える」点です。
これも結構大事で、要するに「前職で評価が低かったからこそ、評価が低くなりにくい行動ができる」ということです。
具体的に言うと、
- 苦い経験をしてきたからこそのリスク回避術を身につけている
- 前職での評価が高い人の仕事のやり方を模倣することができる
- 「前の職場と同じようにならないように」という危機感が他の人より強い
というように、前職の自分を反面教師として、評価の落ちにくい・評価されやすい行動をすることができます。
転職後にきちんと評価してもらう為の準備3点
ここからは転職後に評価をしてもらう為の準備について解説していきます。
ここでの準備ですが、
- 転職後に働き始めた時
- 転職先を決める時
の2つの視点で準備するイメージを持っておくといいです。
①自分ができる事・評価された事について整理する
1つ目ですが、「自分ができる事・現職で評価された事」について整理をすることです。
先述の通り、転職をすることによって、「今まで評価されなかったスキルが急に評価される」ことが大いにあり得ます。
ただ、そのスキルが何なのかは新しい職場によって違いますし、出来ることはあなたが伝える他知る由もありません。
その為、自分ができる事・評価された事について、
- どんなことができる・どんなことが評価されたのか
- 普段どのようにその「できること・評価されたこと」を利用しているのか
- 新しい職場での「自分のスキル」の発揮の仕方はどのような方法があるのか
ということを念頭に、1つ1つ説明できるようにしておくことが大事です。
②自分のできない事・苦手な事・失敗した事も明確にしておく
2つ目ですが、「自分のできない事・苦手な事・失敗した事」も明確にしておきましょう。
と思う方もいるかもしれませんが、
- 自分の身の丈にあった仕事をする指標になる
- 自分の苦手を少しでも克服した経験も転職活動において役に立つ
という点で、明確にしておくことが大事です。
転職先においては、得意なこと・好きなこと・苦手なこと・嫌いなこと等、全てあなたから発信して伝えていく必要があります。
勿論相手からの問いかけもあるとは思いますが、自分から積極的に伝えることによって、コミュニケーションにもなり、自分自身を伝えることもできます。
その中で、得意なこと・好きなことは比較的伝えやすいと思いますが、苦手なこと・嫌いなこと等も伝えられれば、あなたに仕事を振る指標になります。
また、転職活動時においても「苦手なこと・失敗エピソード」等はメジャーな質問になるので、
- 苦手な事をどのように克服し、その過程で得た知見をまとめておく
- 失敗談は今度どのようにしたら解決できるか考え・実践する
ということを、現職での仕事でトライした上で、成功したらエピソードにまとめ、失敗したら別の方法で再トライ等、試行錯誤しておくといいです。
③①②の出来事を、具体的なエピソードとして面接で話せるようにする
③ですが、①②で考えたことを、具体的なエピソードとして面接で話せるようにしておきましょう。
いわゆる自分の「特徴」について、どういった質問がきたかを想定し、各種エピソードを作りましょう。
また、この際必ず言語化して文章に残しておくようにしましょう。
一例ですが、
私の長所は「分析力」です。
前職では、とある顧客の担当を任されていましたが、自分が担当するまで万年赤字の顧客でした。
そこで、私は過去のデータ・実績を洗い出し、赤字の要因を特定し、顧客・仕入れ先に対し交渉を行い、赤字の要因を改善することができました。
御社に入社した際は、この分析力を使って改善活動をしていき、御社の更なる発展への力になるべく、努力いたします。
「あなたの長所を教えてください」という質問に対し、上記のように前もって用意しておくことで、
- 履歴書
- 職務経歴書
- 面接時の回答案
のエピソードの1つとして何度も利用することが可能になります。
また、上記のように1つエピソードを考えておく事で、例えばの質問ですが、
- あなたの長所を使って前職で貢献したことを教えてください
- あなたの強みは何ですか
- あなたを一言で表すとどんな表現になりますか
等のような質問にも応用することができます。
まとめ
以上が仕事の評価が低い人でも転職できる理由と方法の解説になります。
世の中の企業は星の数ほどありますし、
- 現職で培った能力を、必要としている企業が必ずあるから
- 現職で評価が低い=転職先でも評価が低い とは必ずしも言えない
- そもそもなんだかんだ求人の数は多いので、必ずどこかが必要としている
上記のような理由から、必ずあなたを必要としている企業が世の中には存在しています。
正直、現職で評価が低い場合に一番手っ取り早い環境を変える方法となるので、ぜひ一度転職を検討してみるといいです。
今回は以上となります。
「自分なんかがいいところに転職できるのだろうか…」